Amazon広告の基本と特徴。効果を上げる注意点

Amazon内で商品を売るのにAmazon広告を使用している企業様が多いかと思いますが
まだまだ活用していない企業様も多くAmazon広告の基本と特徴を効果的なポイントを含めて解説致します。

Amazonのターゲティング広告を無効にする方法 | facenavi

Amazon広告の基本と特徴。効果を上げる注意点

目次

①Amazon.co.jpとは?
②ユーザーは商品ページを回遊しない?
③Amazon内での理想的なサイクル
④Amazon内広告のポジショニング
⑤Amazon スポンサー広告とは?
⑥広告の掲載場所は?(スポンサープロダクト広告(主要な広告枠))
⑦CPC課金(Cost Per Click)掲載の仕組み
⑧効果的なターゲティング (興味・関心)
⑨Amazon広告はほかにもある?
⑩これだけはやっておきたい広告設定
⑪セラーセントラルとベンダーセントラルの違い
⑫まとめ

Amazon.co.jpとは?

言うまでもありませんが『Amazon』とは地球上で最も豊富な品揃えを誇る

eコマースにおける世界的なリーディングカンパニーです。

Amazon.comのCEOであるジェフ・ベゾス(Jeffrey P. Bezos)が1995年に創業して以来
商品の品揃え、インターナショナル・サイト

そして世界中に位置する物流センターおよびカスタマーサービスセンターにおいて著しい拡大となりました。

今では約2億点の品揃え、20以上のカテゴリーストアを保有し
PCで月間1750万人以上、モバイルで月間約3000万人が来訪する日本最大級のショッピングサイトです。

商品検索におけるAmazonの利用傾向は、Amazon がいかに強く「検索」、「発見」、「購買」という行動に結び付けられているかをよく示しています。商品について調べるとき、最初に Amazon にアクセスする利用者は増え続けています。

Forrester によれば、日本の消費者の 29% が商品情報の検索に Amazon を利用しています。

一方、検索エンジンの場合は16% です。

アンケート:商品情報を調べる時、最初に、アクセスするサイトは?

出典:Forrester Research、日本、2015 年、Consumer Technographics

また、別のアンケートでは、【近6カ月以内に利用したオンラインショッピングサイトは?】に対して

出典:Source: eMarketer , 2016年6月28日 (1,392人に質問)

まさに、日本、世界でもNo,1のeコマースと言えるでしょう。

ユーザーは商品ページを回遊しない?

検索結果の2ページ目以降を閲覧するAmazonのユーザーがわずが30%なのはご存じでしょうか?

出典: Adweek 誌、2014 年 11 月
"Adweekの引用"
Brands have a love-hate relationship with Amazon. But exclusive new research shows that even marketers that embrace the site face an uphill battle in grabbing shoppers' attention. New York-based Millward Brown looked at how likely customers are to see products beyond the first page of search results on Amazon. During September, 75 million consumers searched for something at the online retailer, but only 30 percent clicked past the first page of search results.
"和訳"
ブランドはアマゾンとの愛憎関係を持っています。しかし、独占的な新しい調査によると、このサイトを利用するマーケティング担当者でさえ、買い物客の注意を引くのに苦労しています。ニューヨークに本拠を置くMillward Brownは、Amazonの検索結果の最初のページを超えて、顧客が製品を目にする可能性を調査しました。9月中に、7500万人の消費者がオンライン小売店で何かを検索しましたが、検索結果の最初のページを通過したのはわずか30%でした

つまり、半数以上のユーザーが最初のページのみを閲覧する為、企業側は如何に最初のページに商品を表示させるかが重要になっていると考えられます。

Amazon内での理想的なサイクル

Aamzonの中での理想的な売上UPのサイクルです。

Amazon スポンサー広告を実施すると、商品の露出が増えます。そうすると、販売数が増えます。トラフィックと販売数があがることで、検索結果の上位に表示されるようになります。そうするとまた露出が増えます。 この好循環をAmazon スポンサー広告や広告も活用して作り出していくことが重要です。

広告経由で売上が上がる ⇒ 通常検索からの売上上昇が目指せる

Amazon内広告のポジショニング

商品の露出への寄与とお伝えしましたが、Amazonでは認知~購入まで、ターゲットやKPI毎に広告メニューを提供しています。中でもAmazon スポンサー広告は顕在層の刈り取り向きで購入検討層に配信できるメニューです。

Amazon スポンサー広告とは?

Amazonを訪れるユーザーに

トップページでも、カテゴリーページでも、頻繁に使用するキーワード」検索によるターゲティングで、広告を表示します。

クリック課金制(CPC)での提供

画像はAmazonに登録している広告主の商品情報から自動で生成されるため作成は不要です。

Amazonへの商品登録があれば比較的容易にスタートできるため、まずはこちらの広告配信から始めるのがおすすめです。

広告の掲載場所は?(スポンサープロダクト広告(主要な広告枠))

広告掲載例:

CPC課金(Cost Per Click)掲載の仕組み

CPC:広告クリック時にのみ課金 オークションベースの価格設定モデル

Amazonのお客様が、広告をクリックしたときに発生する料金の上限を設定。
広告が表示される資格がある場合は、広告がリアルタイムでオークションにかけられる方式。

※キーワードと宣伝商品の関連性が同レベルの場合、入札額に従って、掲載枠が決定される。

■ 広告枠は3つ、掲載候補の広告が4つある場合

基本的な部分はリスティング広告に近しく、導入は比較的簡単に行えます。

効果的なターゲティング (興味・関心)

Amazon のお客様の行動履歴に基づいた、興味・関心によるカテゴリー。

23のカテゴリーにひも付いた、148ものサブカテゴリーから選択指定することで効果を最大化させることが可能です。

Amazon広告はほかにもある?

Amazon広告は主に3種類

①スポンサープロダクト広告

②ヘッドライン検索広告

③商品ディスプレイ広告

※他にもAmazonの外へ広告を配信する『AmazonDSP』や『AmazonVideo広告』などがあります。

それぞれ概要

それぞれにメリットやデメリットがありますがお勧めとして『スポンサープロダクト広告』から開始するのを推奨します。

また、ターゲティング機能が異なりますので注意が必要。

これだけはやっておきたい広告設定

他の広告媒体でもリターゲティングを活用する企業様は多いかと思います。

Amazonでも各種リターゲティングを活用することで、潜在層を顧客へと育成することや、
購入前に離脱した顧客への再アプローチが可能ですので是非活用してみてください。

セラーセントラルとベンダーセントラルの違い

ベンダーセントラル
Amazonに商品を預けて商品の販売を一任する方式

セラーセントラル
Amazonのサイトに商品を載せ、システムを利用し販売者が直接行う。

利用できる広告商品に違いがあるため注意が必要です。
どちらが良いというのもではなく、利益率などを重視するのであればセラー
認知の拡大や販売数の増加を第一に置くのであればベンダーというように

広告主の目的に合わせて利用するのをおすすめします。

まとめ

本記事ではスポンサープロダクトを中心に基本的な部分の解説を行いました。

スポンサープロダクト広告はキーワードを利用した広告手法であるため
リスティング広告に近しく感じるのではないでしょうか?

しかし、Amazon広告では、購買意向の強いユーザーへのアプローチが可能です。
Googleをはじめとした検索エンジンとではユーザーのモチベーションは大きく異なります。
そのため、リスティング広告とは勝手が違う事を認識することが重要だと言えます。

また、『スポンサーブランド』『商品ディスプレイ』『AmazonDSP』『video広告』など目的ごとに使い分け
是非ご活用してみてください。