初心者でもわかる『TikTok』広告の基本
2018年より広告媒体として注目されている『TikTok』ですが、
ユーザー数は急激に増えており、マーケティング市場として魅力のあるSNSになっています。
TikTokでは、「TikTok Ads」というサービスを使って広告を配信できます。
特に最近は運用型広告が解禁されたことで、各企業から注目を集めています。
本記事ではTIkTok運用型広告について、初心者でもわかるように解説していきます。
初心者でもわかる『TikTok』広告の基本
目次
①TikTok(ティックトック)とはそもそも何?
・特徴
・ユーザー層
①TikTok(ティックトック)とはそもそも何?
TikTokは、中国初の「ByteDance社」がリリースしている動画タイプのSNSです。
Bytedance社は、TikTokのほかにTopBuzzやBuzzVideoといった動画コンテンツメディアなど多数のメディア事業を展開する巨大企業です。
※TikTokではDAU、動画再生回数共に爆発的成長を続けています。
・15秒以内で動画を閲覧できる
・アプリ内で動画編集が完結し、エフェクトを簡単につけられる
・拡散しやすい
・国内では女性が6~7割と多く年齢層も10代が中心
②TikTokに対する印象とアンケート
アンケート調査結果:
■70%:「TikTokはユニークで創造的なプラットフォーム」
■90%:「TikTokのコンテンツが楽しい」
■65%:「TikTokは自己表現のできるコミュニケーションツール」
エンゲージメントについてのユーザーデータ:
③TikTok広告の配信枠は3枠
TikTokの広告種類は現在3種類あります。
アプリ起動時に全画面表示される「起動画面広告」
タイアップ企画型の「#チャレンジ」
おすすめ投稿に流れる全画面動画の「インフィード広告」
④起動画面広告とは
アプリ起動時にSOV100%で表示される、唯一の静止画/GIFアニメメニュー
特徴:
✓縦型フルスクリーンで、静止画または3~5秒のGifアニメで表示
✓1日1社限定(FQ5回以内)
✓ TikTokアプリ内CPページ、外部WebLPいずれへも遷移可能
⑤インフィード広告とは
おすすめページに表示されるネイティブな動画広告フォーマット
特徴:
✓9-15秒動画の自動再生により、自然なフィード表現
✓広告動画再生+LP遷移orアプリストア遷移対応
✓FQ1回
スマホ画面を100%占有できるため、かなり訴求力が強いプロダクトです。
オーガニック(通常)の投稿と同様に「いいね」「コメント」「シェア」もつくので
コンテンツで興味を引くことが出来ればかなり効果的な広告だと言えます。
⑥#チャレンジ(ハッシュタグチャレンジ)広告
TikTokの#チャレンジはコンテンツマーケティングの新しい方法
特徴:
✓多様なエンゲージメントが可能なタイアップ企画
✓各種純広告が#チャレンジへの誘導枠としてパッケージに含まれます
✓オーガニックの人気ハッシュタグと同じ形式で誘導
⑦#チャレンジ広告ーユーザー参加方法と仕様
⑧ターゲティング機能
ターゲティングの種類は以下の通り
①OS:iOS、Android
②性別:男性、女性、すべて
③時間帯:30分単位、すべて
④通信環境:Wi-Fi、4G、3G、2G、すべて
⑤オーディエンス:リターゲティング、デリートターゲティング
⑥言語:日本語、中国語
⑦地域:日本(都道府県単位)、中国、台湾
※(2019年2月現在)追加で:年齢ターゲティングも実装
実装時期は未定ですが、ユーザーターゲティング機能なども導入予定とされているそうです。
⑨禁止コンテンツ
TikTok 広告には禁止コンテンツがあり、以下のようなコンテンツは TikTok に広告掲載できません。
- ギャンブル(パチンコ屋など)、風俗
- 動画系/ライブ配信系アプリ
- ソーシャルアプリ
- マッチングアプリ
- 動画撮影アプリ
- アダルト、アダルト関連の出版物
- 医療機構(整形外科など)
- 医薬品
- サプリメント
- 医療機器
- ゲーム
- 金融サービス
- 芸能事務所や音楽関連のアプリなどを宣伝するコンテンツ
- アルコール、タバコ
⑩素材規定
- 動画秒数規定:5〜15秒(推奨:9〜15秒)
- 動画素材:9対16(720×1280)、容量500MB以下、音声必須、動画形式(.mp4/.mov/.mpeg/.3gp/.avi)
- 静止画素材:1対1(98×98)、容量50KB以下、画像形式(JPG、JPEG、PNG)
- テキスト素材:半角12〜80文字以内(全角6〜40文字以内)
クリエイティブの掲載可否の基準は厳しいため、極端な表現は推奨しないとのことです。
注意:TikTok を利用して撮影した動画を広告素材として使用することは「不可」ですので注意しましょう。
⑪TikTokキャンペーン事例
J:COM:「#もののけついてんね」キャンペーン
J:COMの公式もののけキャラクター「ざっくぅ」と一緒に踊るダンス動画が募集されたキャンペーン
ハッシュタグチャレンジ形式で行われ、ダンス動画を投稿したユーザーの中から
「『ついてんね』賞」「『なついてんね』賞」に選ばれた9作品が
渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンにて5日間、計300回以上放映されるというものでした。
ユニクロ:「UTme!」とコラボ。オリジナルTシャツキャンペーン
オリジナルTシャツを制作できるキャンペーンを実施。
このキャンペーンは2020年6月22日の日本でのサービス開始を皮切りに、世界8カ国で展開するようです。
TikTokとユニクロの「UTme!」がコラボレーションするのは初めてのことで
TikTokとしても、オリジナルTシャツの発売は初めて行うそうです。
TikTokの最新事例は公式ページにて詳細が確認できますのでそちらを参考にしていただければと思います。
まとめ
運用型広告の配信が開始されましたが、取り扱いがある広告代理店も少ないのが現状です。
利用している広告主もまだまだ多くはありません。
これから伸びていく動画広告であると言えるでしょう。
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